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選び方と比較

AIレコーダーはどれを買うか——公表値で並べた一覧

買うと決めたあとの記事です。価格・無料枠・連続録音・通話録音を公表値で1枚に並べ、比較表にまず出てこない4項目(落ちたとき残るか、音声に戻れるか、書き出せるか、電池を替えられるか)も入れました。

この記事は「専用機を買うと決めた人」向けです。従来型のICレコーダーも含めて広く見たい場合はボイスレコーダーはどれを買うかのほうが先です。買うかどうかから迷っているなら、AIレコーダーを買う前に、iPhoneで足りるか確かめるのほうが先です。議事録まで自動で作るアプリ側から比べたいなら議事録アプリの比較も見てください。

この記事の内容(13項目)
  1. 公表値で並べる
  2. 2年でいくら払うか、本体と月額を足す
  3. 無料枠で、会議が何本録れるか
  4. まず試すなら、本体を買わない
  5. iPhoneだけで、どこまでできるのか
  6. 比較表に出てこない4項目
  7. 用途から決める
  8. 本体を買わない選択
  9. 買ってから気づくところ
  10. やめるときに、何を持ち出せるか
  11. うまくいかないとき
  12. 録音していいのか、という話
  13. 買う前に確認する6つ

先に断っておきます。ここに書いた数値は、すべて各社の公表値です。実機は所有していないので、使い心地の評価はしません。「実際に使ってみた感想」を期待している場合は、この記事は当てになりません。

その代わり、比較記事にまず出てこない4項目を入れました。買ったあとに効いてくるところです。

落ちても残るか途中で切れたときに何が残る音声に戻れるか議事録の行から聞き直せる書き出せるかやめるときに持ち出せる電池を替えられるか2〜3年で寿命が来る
比較表に出てこないが、使うと効く4項目。

公表値で並べる

本体無料枠有料連続録音(カタログ値)通話録音
PLAUD(プラウド)Note Pro¥30,800月300分年¥16,800(1,200分)/年¥40,000(無制限)最大50時間
PLAUD Note¥27,500月300分同上30時間
PLAUD NotePin¥27,500月300分同上20時間
オートメモ S¥19,800月60分月¥1,480/年¥14,800(月30時間)約16時間×
オートメモ R¥13,860月60分同上約12時間×
オートメモ(アプリ単体)¥0月60分同上×
HiDock P1¥26,800文字起こし・要約が無制限で無料不要64GB・75言語

この表だけで、だいたい決まります。

  • 通話を録りたいなら PLAUD Note / Note Pro / HiDock P1です。オートメモは対応していません
  • 月300分(=1時間の会議で月5本)に収まるなら、PLAUDは月額¥0で回ります
  • 月に10時間以上録るなら、選択肢は2つ。オートメモの月30時間(年¥14,800)か、HiDock P1の無料無制限

「文字起こしが生涯無料」をどう見るか

HiDock P1は、公式サイトで「先端AIによる文字起こしと要約は生涯無料でご利用いただけます」と明記しています(本体¥26,800)。月額が要らないので、たくさん使う人ほど有利になります。

正直に書くと、この記事の価格の話は、この機種の存在で一段複雑になります。「本体を買って無料枠で回す」も「月額を払って無制限」も、無料無制限機の前では最安ではなくなる場面があるからです。ただし、無料には条件がついて回ります。確認してください。

  • 無料が続く根拠(規約に書いてあるか、キャンペーンか)
  • 文字起こしをどこで処理しているか(無料の原資は、たいてい別のところにあります)
  • 会社が続くか(この記事の観点)

「生涯無料」は約束であって、物理法則ではありません。文字起こしには処理のたびに費用がかかるので、それを誰がどう負担しているのかは、契約前に見ておく価値があります。

2年でいくら払うか、本体と月額を足す

本体価格だけを見ていると、専用機は「2〜3万円の買い物」に見えます。実際に出ていくのは、本体に月額を24か月ぶん足した金額です。ここを先に出しておきます。

以下は各社の公式ページに載っている通常価格と、年額プランを2年ぶん足した数字です。掛け算をしているだけで、総額そのものを各社が公表しているわけではありません。

組み合わせ本体2年の月額2年の総額
PLAUD Note Pro + プロプラン¥30,800¥33,600¥64,400
PLAUD Note + プロプラン¥27,500¥33,600¥61,100
PLAUD Note Pro + 無制限プラン¥30,800¥80,000¥110,800
オートメモ S + プレミアム年払い¥19,800¥29,600¥49,400
オートメモ R + プレミアム年払い¥13,860¥29,600¥43,460
HiDock P1(文字起こしと要約は無料)¥26,800¥0¥26,800

PLAUDのプロプランは公式ページで年¥16,800(月1,200分)、無制限プランは年¥40,000です。無制限のほうには「無制限(1日につき最大24時間)」という但し書きが付いていて、1日の上限を超えたときにどうなるかは公式に記載を確認できませんでした。

オートメモのプレミアムプランは月¥1,480または年¥14,800(一括)で、どちらも月30時間です。月払いを24か月続けると¥35,520になるので、年一括との差は¥5,920。2年使うつもりなら、年払いを選ばない理由はありません。

無料枠のまま使う前提なら、上の表の「2年の月額」はゼロになります。その場合の2年の総額は本体価格そのままで、PLAUD Note Proが¥30,800、オートメモ Rが¥13,860、HiDock P1が¥26,800です。

月額を払わずに、必要なぶんだけ買う道

オートメモには文字起こし時間のチャージがあります。10時間¥1,980、50時間¥9,900(いずれも税込)で、有効期限は180日です。月額の契約をせずに、使う量だけ買い足せます。

買い方金額使える量1時間あたり
時間チャージ 10時間¥1,98010時間(180日)¥198
時間チャージ 50時間¥9,90050時間(180日)¥198
プレミアム年払い¥14,800月30時間=年360時間約¥41

単価だけ見れば年払いが圧倒的に安いのですが、月30時間を毎月使い切る人は多くありません。年360時間のうち100時間しか使わなければ実質¥148/時になり、チャージとの差はぐっと縮みます。自分が年に何時間録るかを先に数えてから、この表に戻ってください。

チャージにはもう一つ効き目があります。オートメモのお試しプランはデータの閲覧期間が7日間ですが、公式の料金ページには「対象製品をご購入済みのお客様は、お試しプランご利用中でも無期限でデータを閲覧できます」とあり、その対象に専用ボイスレコーダーだけでなく文字起こし時間チャージや要約チャージも並んでいます。

つまり7日で消える条件を外す最安の道は、¥1,980の10時間チャージです。本体を買わなくても外せます。ここは料金ページを読み込まないと気づけないところなので、アプリ単体で試すつもりの人は覚えておいてください。

無料枠で、会議が何本録れるか

「月300分」と言われても、自分の使い方に収まるかは分かりません。手持ちの会議の長さで割り算しておきます。各社が本数を公表しているわけではないので、公表されている分数を割っただけの数字です。

公表の分数60分の会議90分の会議30分の1on1
PLAUD 無料(Starter)月300分5本3本10本
PLAUD プロプラン月1,200分20本13本40本
オートメモ お試し月1時間1本0本2本
オートメモ プレミアム月30時間30本20本60本
Word(Microsoft 365)月300分5本3本10本

オートメモのお試しプランは、90分の会議が1本も通りません。60分ちょうどの枠なので、90分の録音を丸ごとテキストにはできない計算になります。試すときは短い会議か、会議の前半だけを選んでください。

PLAUDの無料300分には条件があります。公式ヘルプに「Plaudデバイスをアカウントに連携すると解除されます」とあり、本体を買わないとこの枠は開きません。「無料枠で試してから本体を買う」という順番が、PLAUDでは取れないということです。

Wordの月300分も条件付きです。公式ページの冒頭に「この機能は現在、商用テナントの Windows 上の Word for Microsoft 365 でのみ使用できます」とあり、Mac版のWordにはこの機能がありません。政府機関テナントはWeb版のみ、Copilotライセンスがある場合は上限が最大30,000分になる、とも書かれています。

録るのは月に何時間か枠を数える感覚で決めない使い切ったらどうなるか録音は続く文字起こしが止まる消したら分数は戻るか戻らない先に確かめる
無料枠は、この3つを順に確かめる。

枠の減り方には、機種ごとの癖がある

分数は「録った時間だけ減る」とは限りません。PLAUDの公式ヘルプには、枠の扱いが具体的に書いてあります。読者が損をしやすいのはここです。

  1. 繰り越しはできない。未使用の分数は請求サイクルの終わりに失効する
  2. 処理を始めた時点で減算する。元の音声を消しても分数は戻らない
  3. 分数がなくなっても録音は続く。止まるのは文字起こしだけで、分数が更新されると再開する
  4. 無料の300分を使い切った場合は、次の月のリセット日時まで待つ

3番は救いです。枠切れで録音そのものが失われるわけではありません。手元に音声は残るので、翌月まで待つか、別の文字起こしサービスへ渡すかを選べます。

オートメモは有効期限の起点が違います。月30時間の有効期限は「購入した開始日から1ヶ月」で、月初に戻るわけではありません。月末に契約した人は、月末が更新日になります。

もう一つ、オートメモ初代についてのFAQには「録音データの長さ以上のテキスト化時間が必要です」という記載があり、残り時間が足りないと一部でもテキスト化できないと書かれています。現行のRやSで同じ挙動かは、このページからは確認できませんでした。

まず試すなら、本体を買わない

いちばん損の少ない順番を書いておきます。オートメモは、本体を買わなくてもアプリ単体で使えます(月60分・¥0)。ここで自分の会議を1本通してください。見るのは3つです。

  1. 固有名詞が出るか(社名・人名を10個数える)
  2. 参加者の人数と、出てきた話者ラベルの数が合うか
  3. 議事録の1行から、音声の該当箇所に戻れるか

2で落ちる人がかなり多いはずです。専用機を買っても、ここは劇的には変わりません。測り方は精度は3つあるに書きました。

PLAUDは本体を買わないと始まりません。先にオートメモのアプリで試してから決めるほうが、3万円を賭ける前の情報が増えます。

iPhoneだけで、どこまでできるのか

専用機を買う前に、手元のiPhoneで何が標準でできるかを確かめてください。録音と文字起こしは、追加のアプリなしでもiOSに入っています。ここで足りるなら、2〜3万円は要りません。

iPhoneで録る足りない点機種を絞る買う
買う前の順番。ここを飛ばすと戻れない。

Appleのユーザガイドで確認できる標準の経路は3つです。それぞれ保存先と条件が違います。

使うもの保存先文字起こしの条件
電話アプリの通話録音メモアプリの「通話録音」フォルダiOS 18.1以降
ボイスメモ(ユーティリティ内)ボイスメモの中iPhone 12以降・日本語に対応
メモアプリの「オーディオを録音」そのメモの中iPhone 12以降・端末の言語が日本語など

Appleの機能提供状況ページでは、「電話:通話録音」の対応言語に日本語が、「電話:通話の文字起こし」の対応言語に日本語(日本)が挙がっています。日本語の会議でそのまま使える、という意味です。

電話の通話を録るとき

手順はユーザガイドに書いてあります。難しいところはありません。

  1. 通話中にメニューを開き、「通話録音」をタップする
  2. 録音が始まると、オーディオ通知で両方の通話者に知らされる
  3. 録音は自動的にメモアプリの「通話録音」フォルダに保存される
  4. 切りたいときは 設定 > アプリ > 電話 > 通話録音 をオフにする(既定はオン)

2番は重要です。黙って録ることはできません。相手に知られずに録りたいという用途には、そもそも向いていません。

制限もあります。Appleは「通話の録音は、アゼルバイジャン、バーレーン、エジプト、欧州連合、イラン、…イエメンでは現在利用できません」として国と地域を列挙しており、日本はこの一覧に入っていません。また「一部の国や地域では、1対1の通話のみ録音できます」とも書かれていますが、日本がこれに当たるかどうかは公式に記載を確認できませんでした。

要約だけは条件が別です。ユーザガイドには「Apple Intelligenceがオンになっている場合、電話アプリで録音した通話の要約を取得できます」とあり、Apple Intelligenceの条件は iPhone 15 Proモデル・iPhone 16モデル以降、iOS 18.1以降、空き容量7GB、デバイスとSiriの言語が同じ対応言語であること、と公式に明記されています。

裏を返すと、録音と文字起こしそのものはApple Intelligenceなしで動きます。古い機種でも、テキストは手に入るということです。

対面の会議を録るとき

ボイスメモは「ユーティリティ」フォルダにあり、録音ボタンをタップして開始・停止します。音の拾い方を変える設定が2か所あるので、会議で使う前に見ておいてください。

変えたいこと経路選べるもの
チャンネル設定 > アプリ > ボイスメモ > 収録モードモノ/ステレオ/空間オーディオ
周囲の音ボイスメモを開いてコントロールセンター上部の「ボイスメモ」声を分離/ワイドスペクトル

空間オーディオとワイドスペクトルは機種によります。会議室の全員の声を残したいならワイドスペクトル、話者の声だけを立てたいなら声を分離、という使い分けです。

落とし穴が一つあります。ユーザガイドには「録音中でも、iPhoneでオーディオを再生しない限り、ほかのアプリを使用できます」「そのアプリでオーディオの再生が始まると、ボイスメモの録音は停止します」とあります。会議中に共有された動画を再生すると、そこで録音が切れます。

録音中はマイク使用中を示すオレンジ色のドットが画面の右上隅に出ます。周囲から見て録音中と分かる手掛かりでもあるので、机の上に伏せて置かないほうが誠実です。

探すときは、録音の一覧を下にスワイプすると検索フィールドが出ます。タイトルだけでなく文字起こしの中身も検索の対象になるので、「あの案件の話をした回」を言葉から引けます。

iPhoneで足りる人、足りない人

Apple自身が文字起こしに但し書きを付けています。「文字起こしを信頼する前に、精度を確認してください。会話を完全に再現できていない可能性があります」。専用機を買っても、この但し書きは消えません。

もう一つ、通話録音には後戻りできない仕様があります。「オーディオ録音を削除すると、文字起こしも削除されます」。容量を空けたくて音声だけ消すと、テキストも一緒に消えます。

こういう人判断
会議は1日1〜3本、机に置いて録れるiPhoneで足りる
電話の商談を録りたい(相手に通知が流れてよい)iPhoneで足りる
終日の研修を朝から晩まで録る専用機を検討する
身につけて立ち話や移動中も録りたい専用機を検討する

いま入っている容量と電池も確かめておいてください。空き容量は 設定 > 一般 > iPhoneストレージ で画面上部に出ます。バッテリーの状態は iPhone 14以前が「バッテリーの状態と充電」、iPhone 15以降が「バッテリーの状態」で、15以降なら充放電回数・製造日・使用開始日まで見られます。

なお、録音1時間あたりのファイルサイズや電池の減り方は、Appleの公式ページに記載を確認できませんでした。数字が要るなら、自分の会議を1本録って、前後の空き容量と電池残量を控えるのが確実です。

比較表に出てこない4項目

ここからが本題です。どの比較記事にも列がありませんでした。

1. 電池を替えられるか

替えられません。PLAUDもオートメモも内蔵型で、利用者が交換することはできません。電池は消耗品なので、2〜3年で劣化します。製品保証は1年。

つまり本体価格は2〜3年で割るのが正しいです。¥30,800なら年¥10,300〜15,400。ここに月額が乗ります。計算はAIレコーダーを2〜3年使うと、何が起きるかに出しました。

2. 書き出せるか

会社が止まったときに、記録が手元に残るかどうかです。一括で書き出せるかと、書き出した形式が他で開けるか(テキスト・Markdown・PDF・DOCX)を、購入前にサポートへ聞いてください。1件ずつコピーする方式は、100件たまっていたら実質できません。

2025年12月、ペンダント型で評判の良かったLimitlessがMetaに買収され、その日のうちに販売終了、EU・英国ほか7地域ではサービスごと終了してデータの持ち出し期限は2週間でした。経緯はこちら

3. 議事録から音声に戻れるか

議事録の1行を選んで、その根拠になった音声の場所へ飛べるか。戻れないと、怪しいときに確かめられません。全部信じるか、全部聞き直すかの二択になり、実際には全部信じることになります。文字起こしの精度が90〜95%ということは、1時間の会議で数百か所間違っているということです。

4. 話者が潰れたとき、打ち直せるか

これがいちばん効きます。対面では全員の声が1本のマイクに混ざるので、誰の発言かは音から推定することになります。声質の近い3人は同じ人にまとめられます。

私が同じ録音のビットレートを上げても、同系統のエンジンの非同期モデル5種類すべてに通しても、5人が3人にまとまる結果は1行も変わりませんでした。音を良くしても、モデルを替えても直りません。

なので見るべきは「話者分離に対応」ではなく、外れたあとに別のやり方を試せるかです。多くの専用機は1回処理して終わりなので、崩れたらそこで止まります。対処は話者が分かれないときに、まず見るところに。

用途から決める

こういう人これ
電話の商談を録りたいPLAUD Note / Note Pro(他に選択肢が無い)
終日の研修・イベントを録るPLAUD Note Pro(カタログ値 最大50時間)
月10時間以上録るオートメモ(月30時間で年¥14,800)
身につけて録りたいPLAUD NotePin
まず安く試したいオートメモ アプリ単体(¥0・月60分)
予算を抑えて専用機が欲しいオートメモ R(¥13,860)
月額を払いたくない・大量に使うHiDock P1(文字起こしが無料無制限)

本体を買わない選択

最後に、この記事の前提そのものを疑う項目を置いておきます。上の表を見て、「思ったより高い」と感じたなら、それは正しい感覚です。本体2〜3万円を2〜3年で割って、月額を足すと、年¥20,000〜30,000になります。

専用機が本当に効くのは、電池の持ち置きっぱなしにできる気楽さの2つだけです。終日録るのでなければ、手持ちのiPhoneで足りることがあります。

Recoryは本体を買わない側の選択肢です。iPhoneで録って、上の4項目のうち2・3・4に答えられるように作ってあります(Markdownとテキストで書き出せる/議事録の各行から音声へ戻れる/潰れたときは別のやり方で聞き直して作り直せる)。

ただし通話は録れませんし、終日の録音では電池で専用機に勝てません。上の表の1行目と2行目に当てはまる人は、素直に専用機を買ってください。合わない条件はまとめてあります

本体を買う前提を外して考え直したい場合は、4つの質問から入ると候補の幅が変わります。専用機ではなくサブスクの議事録サービスを1時間あたりの単価で比べたい場合はAI議事録の料金を、1時間あたりに直して並べるが使えます。


2機種で迷っているならPLAUDとオートメモ、どちらを買うかに価格と条件を詳しく並べてあります。口コミの読み方はこちらに。

買ってから気づくところ

ここからは、比較表の列にならないところです。箱を開けた日ではなく、3回目くらいの会議で効いてきます。メーカーの公式ヘルプに書いてあるのに、購入前にはまず読まない部分を集めました。

どこに置くか拾える距離が決まっているどう身につけるか服とこすれると崩れるいつ充電するか録る前に満タンにするどのアプリで見るか書き出せる形が違う
買ってから効いてくるのは、この4つ。

音が届く距離は、機種ごとに決まっている

置き場所は感覚で決めがちですが、各社とも距離を公表しています。この数字を超えると、話者分離どころか文字起こしが崩れます。

機種公表されている集音距離
PLAUD Note Pro最適録音範囲 5mまで
PLAUD Note / NotePin / NotePin S最適録音範囲 3mまで
PLAUD NotePin S(詳細)0.3〜1.5mが最良、1.5〜3mは静かな環境なら良好
オートメモ約5m(周りの状況や話し方、声の大きさで変わる)

PLAUDのヘルプは、NotePin Sの距離を段階で書いています。0.3〜1.5mが最良、1.5〜3mは静かな環境なら良好、3mを超えると明瞭さが急に落ちる。距離は少しずつ効くのではなく、ある線を越えると一気に落ちると読むのが正しい。

3mは、会議室で使うと思ったより短い距離です。3mまでの機種を買うなら、置き場所は机の中央一択になります。手元に置いた瞬間、向かいの席が範囲の外に出ます。

身につけて録るときの条件

装着型は「着けておけば録れる」道具に見えますが、メーカー自身が条件を付けています。PLAUDのヘルプには、厚い服の下に入れないこと、布とこすれさせないことが書かれています。

話者ラベルを安定させる方法として挙がっているのも、機械側の設定ではなく運用側の条件です。発言を重ねない、マイクを塞がない、話者に近づける。録る側ではなく、会議の進め方を変えろと言っています。

そしてラベルの意味も限定的です。PLAUD NotePin Sのヘルプには、ラベルは「別の話者」を示すもので実名が自動で確定されるわけではない、同時発話が多い場合・騒がしい環境・大きな部屋・話者が遠い場合は精度が下がる、と書かれています。

オートメモの話者判別は人数制限がありません。ただし公式FAQに「人数が多くなるにつれ正しく判定できないこともあります」とあります。HiNotesは会議中最大10人の声を識別する、と人数を明記しています。

通話を録りたいなら、ここを読んでから買う

通話録音は機種差がいちばん大きいところです。名前が似た機種で対応が割れているので、型番で確認してください。

機種通話録音公式に書かれている条件
PLAUD Note / Note Pro対応通話録音中にヘッドフォン・イヤフォンは使えない
PLAUD NotePin / NotePin S非対応対面録音の想定。NotePin Sは振動伝導センサーを持たない
HiDock P1対応USB-Cケーブルで有線接続し、「ヘッドフォン」を選ぶ
オートメモ機能一覧に無い「非対応」と書かれた公式ページは確認できませんでした

PLAUD Note / Note Proは振動伝導センサー(V.C.S.)で双方の声を拾う仕組みのため、イヤフォンを着けたまま通話すると相手の声が録れません。ハンズフリーで話す前提の道具だ、ということです。

自動化もできません。公式ヘルプに「Plaud Note は自動通話録音に対応していません」とあり、スマートフォンのOS仕様が理由として挙げられています。着信のたびに手でボタンを押す運用になります。

HiDock P1は有線が前提です。iPhoneに同梱のUSB-Cケーブルでつなぎ、デバイスタイプの選択画面で「ヘッドフォン」を選ぶ、と公式に書かれています。対応するのはiPhone 15以降で、14以前では使えません。パソコンのZoom通話も「有線接続する必要があります」と明記されていて、Bluetoothでは完結しません。

オートメモのアプリ単体には、はっきりした弱点があります。公式サポートに「録音が中断され、録音データが残りません」とあり、録音中に電話がかかってくると録れていたぶんも失われます。公式は専用ボイスレコーダーの利用を勧めています。

操作をひとつ間違えると、録り直しになる

PLAUD Noteは、録音ボタンの物理スライダーで対面モードと通話モードを切り替えます。録音ボタンを1秒長押しし、振動が1回きたら開始、というのが公式の手順です。

問題は、スライダーの位置を間違えたまま録ると、そのモードで最後まで録音されることです。公式ヘルプの対処も「現在の録音を停止し、スライダーを正しい位置に切り替えて、新しい録音を開始する」で、あとから直す道はありません。1つの録音に対面と通話を混ぜることもできない、と明記されています。

オートメモRは逆に、うっかりに強い作りです。電源ボタンの長押しで起動しますが、公式マニュアルには「電源オフの状態でも、録音スイッチを上にスライドすると録音が開始します」とあります。会議が始まってから慌てて起動する必要がありません。

充電と、1回の録音の上限

連続録音時間はカタログの目玉になりますが、モードによって半分近く変わる機種があります。PLAUD Note Proの「最大50時間」は長時間駆動モードでの値です。

機種公表されている連続録音
PLAUD Note Pro音声強化モード 最大30時間/長時間駆動モード 最大50時間
PLAUD Note満充電で最大30時間
オートメモ R / S録音時 約12時間/約16時間
HiDock P11回の録音は最長4時間、本体の連続稼働は最大8時間

HiDock P1だけ、時間の上限が二段構えです。64GBのストレージがあっても、1回の録音は4時間で切れます。公式FAQには、ファイルサイズを小さく設定した場合に1000時間以上録音できるとありますが、これは総量の話で、1回の長さとは別です。

保存容量の側も見ておきます。オートメモRの内蔵メモリは4GBで、最大保存可能時間は65時間と公式マニュアルの仕様表にあります。専用機はクラウドへ上げるまで本体に貯まるので、転送のタイミングを決めておかないと満杯になります。

なお、オートメモの専用機は録音時にWi-Fiが要りません。ただし録音が終わってクラウドへ転送する段でWi-Fi接続が必要になります。録れているのに文字起こしが来ない、の原因はたいていここです。

アプリの出来と、対応OS

本体の性能より、毎日触るアプリのほうが体感を決めます。ここも公式に書いてある範囲で並べます。

項目公式の記載
HiNotesのスマホアプリベータ版としてApp Store/Google Playで配布
HiNotes 無料メンバーシップ話者識別なし、書き出しは.txtのみ
PLAUDのリアルタイム文字起こし非対応(録音が終わってから処理する)
必要OSPlaud iOS 14.0以降/AutoMemo iOS 15.0以降/HiNotes iOS 13.0以降

HiNotesの必要OSはiOS 13.0以降ですが、P1本体が対応するのはiPhone 15以降です。アプリが入るかどうかと、本体が使えるかどうかは別に確認してください。

リアルタイム文字起こしが要る人は、PLAUDは外れます。公式ヘルプは「いいえ。Plaud はリアルタイム文字起こしには対応していません」と明確です。会議中に画面で追いたいなら、別の道具を探すことになります。

処理を待つ時間も見積もっておきます。オートメモの公式FAQには「目安として、録音時間の3分の1程度の時間が必要です」とあり、60分の会議なら20分前後という計算になります。会議直後に議事録を配りたい人は、この待ち時間を段取りに入れてください。

言語の扱いにも制約があります。オートメモは「一度の録音に対応する言語は一言語」と明記していて、日英が混ざる会議には向きません。HiNotesは75言語対応で、一覧に日本語が含まれます。

最後に、オートメモの専用機でリモート会議を録るときの条件を書いておきます。公式ページには抵抗入りオーディオ用ケーブル(3極ステレオミニプラグ)が必須とあり、そのパソコンからは音が出なくなるので、会話用のスマホやタブレットが別途必要です。オンライン会議が主なら、この構成は現実的ではありません。

やめるときに、何を持ち出せるか

買うときには考えませんが、この道具は必ずいつか手放します。機種を替える、会社の方針が変わる、サービスが終わる。そのときに手元へ残るのは、書き出せた形式のファイルだけです。

公式ヘルプに書かれている書き出しの形式を並べます。ここは各社でかなり差が出ます。

音声文字起こし要約
PLAUDMP3/WAVTXT/SRT/DOCX/PDFTXT/Markdown/DOCX/PDF
HiDock(無料)記載を確認できず.txt のみ.txt のみ
HiDock(有料)記載を確認できず.txt/.csv/.srt/Markdown/Word/PDF同左
オートメモ(web版)記載を確認できずテキストファイル記載を確認できず

PLAUDは形式が揃っています。文字起こしの書き出しではタイムスタンプと話者ラベルを入れるかどうかも選べるので、あとから別のサービスへ渡す前提でも困りません。ただしWAVでの書き出しはアプリのみで、Web版はMP3だけです。

印刷したい人は先に知っておいてください。公式ヘルプには、アプリに組み込みの印刷機能は無いと書かれています。紙で配るなら、PDFかDOCXへ書き出してから印刷する手順になります。

手順は、いまのところ1件ずつ

PLAUDの公式手順は「エクスポートしたいファイルを開く」から始まります。ファイルを開いて右上のアイコンをタップし、種類(文字起こし・要約・マインドマップ・音声)と形式を選ぶ流れです。

オートメモのwebブラウザ版も同じで、ファイルを開いて画面右上の[⁝]から[テキストファイルのダウンロード]を選びます。どちらも1件ずつの操作で、全件をまとめて書き出せるかは、公式ヘルプに記載を確認できませんでした。

これは実務では効きます。100本たまってから移そうとすると、1本30秒でも1時間近くかかる作業になります。四半期に一度、そのとき溜まっているぶんを書き出す運用にしておくほうが安全です。

受け側が読める形式かも見る

書き出せても、渡し先が受け取れなければ意味がありません。よく使う渡し先の対応形式を挙げておきます。

渡し先受け付ける形式上限
Word(Microsoft 365).wav/.mp4/.m4a/.mp3月300分(Copilot無しの場合)
オートメモ(アップロード).mp3/.wav/.aac/.m4a/.flac/.3gp/.opusサイズ・長さの記載なし
オートメモ(動画).mp4/.mov/.m4v同上

PLAUDが書き出すMP3とWAVは、どちらにも入ります。専用機をやめてサービスだけ乗り換える道は、音声を持ち出せる機種なら残っているということです。

保存期間も確認しておきます。オートメモは公式サポートで、クラウド上の録音データの保存期間・保存時間に制限は無いと明言しています。一方でお試しプランの閲覧期間は7日間なので、制限が無いのは有料側の話だと読んでください。

保証と、電池について公式に書いてあること

寿命の話は数字が独り歩きしやすいので、公式に書いてあるところだけを置きます。

メーカー保証返品
PLAUD1年間製品保証30日間返品保証(お客様都合の全額返金)
HiDock P118ヶ月保証30日以内の返品・返金
オートメモ有償のワイド延長保証 3年・2回まで(自然故障以外は手数料¥5,500)記載を確認できず

オートメモの標準ハードウェア保証が何年かは、公式ページで確認できませんでした。延長保証が3年という記載は見つかりますが、標準の年数とは別の話です。

電池についても正確に書きます。PLAUD・オートメモの内蔵電池を利用者が交換できるかどうかは、どちらの公式ページでも記載を確認できませんでした。「交換できない」と断言している公式の文は見つかっていません。

比較のために書いておくと、iPhone側はAppleのユーザガイドに「iPhoneのバッテリーの修理またはリサイクルは、AppleまたはAppleの正規サービスプロバイダのみが行う必要があります」と明記があります。交換の窓口が公表されている、という点だけは違います。

そしてもう一つ、確認できなかったことがあります。サービスが終了したときにデータをどれだけの期間持ち出せるかについて、PLAUD・オートメモ・HiDockのいずれの公式ページにも規定を確認できませんでした。HiDockの「生涯無料」も、製品ページの案内文までは読めますが、利用規約上の根拠は確認できていません。

約束の期限が書かれていないなら、自分で期限を作るしかありません。書き出しを定期の作業にしておくのが、いまのところ唯一の対処です。

うまくいかないとき

症状から引ける形にしておきます。原因の欄は、各社の公式ヘルプに書いてあることだけを入れました。書いていないものは推測せず、その旨を記しています。

症状公式に確認できる原因対処
会議の途中から文字起こしが来ないPLAUDは分数が尽きても録音は続き、文字起こしだけ止まる次のリセットを待つか、有料プランへ移る
音声を消したのに分数が戻らない処理を開始した時点で減算される仕様消す前に分数の残りを確認する
先月の残りが消えていた未使用分は請求サイクルの終わりに失効する繰り越し前提で契約しない
60分の枠に70分の会議が通らないオートメモ初代のFAQに、録音の長さ以上のテキスト化時間が必要とある先に枠を足すか、録音を分ける

分数まわりは、知らないと「壊れた」と思うところばかりです。特に3つ目は、月末にまとめて処理しようとして失うパターンなので、録ったらその日のうちに回してください。

症状公式に確認できる原因対処
通話に自分の声しか入っていないPLAUD Note / Note Proは通話録音中にイヤフォン・ヘッドフォンを使えないイヤフォンを外し、本体で通話する
着信のたびに録り逃すPlaud Noteは自動通話録音に対応していない着信のたびに手で録音を開始する
会議のつもりが通話モードで録れていたスライダーの位置がそのまま反映される停止して位置を直し、新しい録音を始める
HiDock P1がiPhoneで認識されない有線接続が前提で、デバイスタイプの選択が要る「ヘッドフォン」を選ぶ。iPhone 15以降が対象

HiDockは、P1がヘッドホンとして出てこないときの対処として 設定 > サウンドと触覚 > ヘッドフォンの安全性 > USBオーディオアクセサリ > すべてのUSBオーディオアクセサリを解除 という経路を案内しています。これはHiDockの記載で、Apple公式の手順ではありません。触る前に何を変える設定か確認してください。

症状公式に確認できる原因対処
ボイスメモの録音が途中で切れた他のアプリがオーディオを再生すると録音が停止する会議中に動画や音楽を鳴らさない
通話録音を消したら文字起こしも消えたオーディオ録音を削除すると文字起こしも削除される先にテキストを別の場所へ控える
録音中に電話が来てデータが消えたオートメモのアプリ単体は録音が中断し、データが残らない公式は専用ボイスレコーダーの利用を勧めている
録れているのに文字起こしが始まらないオートメモ専用機は転送時にWi-Fi接続が必要Wi-Fiにつないでから放置する

会議アプリ側でも、同じ種類のつまずきがあります。探しても機能が無いという形で出るので、原因を知らないと延々と設定を見ることになります。

症状公式に確認できる原因対処
Google Meetで文字起こしを開始できない文字起こしはパソコン・ノートパソコン・AndroidのみiPhoneからは開始しない。パソコンで開く
Meetの文字起こしを一時停止できない一時停止はできない仕様停止して、新しい文字起こしを開始する
Wordにトランスクリプトが見当たらない商用テナントのWindows上のWord for Microsoft 365のみMac版では使えない。Windowsか別の道具で
Teamsの記録が途中で切れて再開した4時間または1.5GBで記録が終了し、自動的に再開する分かれたファイルを前提に整理する

Teamsの文字起こしは .docx または .vtt でダウンロードでき、開催者のOneDrive for Businessに保存されます。話者名とタイムスタンプが入るので、専用機を買わずに済むかどうかは、まずここを見てから判断してください。

Google Meetの文字起こしも同様に、主催者のGoogleドライブの「Google Meet」フォルダに保存されます。ただし対応エディションが限られていて、無料のGoogleアカウントでは使えません。

録音していいのか、という話

機種選びと同じくらい聞かれるところなので、一次情報だけを置きます。ここに書くのは制度の説明で、個別の判断ではありません。個人情報保護委員会のQ&Aには、通話内容から特定の個人を識別することが可能な場合には個人情報に該当し、個人情報に該当する場合、個人情報取扱事業者は個人情報保護法上、利用目的を通知又は公表する義務を負うが、録音していることについて伝える義務までは負わない、という記載があります。

ただしこのQ&Aが扱っているのは、事業者が顧客との電話を録音する場面です。社内の会議や個人同士の録音について可否を論じたものではありません。自分の状況にそのまま当てはまるかは、別に確かめる必要があります。

メーカー側の姿勢も見ておく価値があります。PLAUDは自社の製品ページに「録音を始める前に、参加者に録音する旨を伝え、同意を得てください。プライバシーを尊重し、お住まいの地域の法律を遵守してください」と注意書きを置いています。

iPhoneの標準機能は、そもそも黙って録れない作りです。通話録音を始めると、オーディオ通知で両方の通話者に知らされます。対面でも、マイク使用中を示すオレンジ色のドットが画面の右上隅に出ます。

そして実務でいちばん効くのは、法律より手前の規則です。社内規程、顧客との契約、相手先の入館ルールは、法律とは別に効きます。録音を禁止している会議室も、記録の外部持ち出しを禁じている職場もあります。

  • 自社の情報管理規程に、会議の録音とクラウド送信の扱いがあるか
  • 相手先の規則で、持ち込み機器や録音が制限されていないか
  • 録音を伝えたうえで、断られたときにどうするかを決めてあるか

個別の可否については弁護士にご確認ください。この記事は公表されている資料を並べただけで、法的な判断を示すものではありません。

買う前に確認する6つ

長くなったので、注文ボタンを押す前に見る項目だけ残します。上から順に、外すと取り返しがつかない順に並べました。

確認すること外したときに起きること
通話を録るかどうか対面専用機を買うと、電話の商談が1本も録れない
対応する端末の条件HiDock P1はiPhone 15以降。14以前では使えない
1回の録音の上限HiDock P1は1回4時間で切れる。終日の研修は分かれる
集音距離3mまでの機種を大きな会議室で使うと、端の声が落ちる

上の4つは、買ってからは変えられません。特に1行目は、機種名が似ているせいで間違えやすいところです。PLAUDならNoteとNote Proが通話に対応し、NotePinとNotePin Sは対応しません。

確認すること外したときに起きること
月に何時間録るか無料枠を超えて、月額が乗る。繰り越しはできない
書き出せる形式やめるときに、テキストだけしか持ち出せない

残りの2つは後から手が打てますが、放っておくと静かに損が積み上がります。月に何時間録るかだけは、買う前に数えてください。この数字ひとつで、2年の総額が倍近く変わります。

最後に、この記事の数値はすべて各社の公式ページとメーカーの公式ヘルプの記載です。実機は所有していないので、使い心地の評価はしていません。公式に記載を見つけられなかった項目は、その旨をその場に書きました。

価格は変動します。確認した時点でPLAUDの公式サイトは割引を実施しており、上の表に載せた通常価格より安い販売価格が表示されていました。注文画面の金額で計算し直してください。

仕様は2026年9月2日時点の公式サイトの記述に基づきます。OSのバージョンで名前や場所が変わるので、お手元でご確認ください。

よくある質問

AIレコーダーで一番人気なのはどれですか

販売サイトやアプリストアでの評価はPLAUDのシリーズが高く、日本ではオートメモも定番です。ただし人気と自分に合うかは別なので、通話録音が要るか、連続で何時間録るか、無料枠に収まるかの3点で絞るほうが確実です。

一番安く始める方法はどれですか

オートメモはアプリ単体なら本体を買わずに月60分まで無料で使えます。ただしお試しプランはデータの閲覧期間が7日間なので、試した結果を残したいなら早めに書き出してください。まずここで自分の会議を1本試して、話者分離や固有名詞の結果を見てから本体を買うかを決めるのが、いちばん損の少ない順番です。

この記事の情報は実機で試したものですか

いいえ。この記事の数値はすべて各社の公表値と公開情報です。実機は所有していないため、使用感の評価はしていません。話者分離についてのみ、当方で実測した内容を別記事に分けて書いています。

AIで議事録を作成できる機械はありますか

あります。AIボイスレコーダーと呼ばれる専用機で、本体で録音してアプリ側で文字起こしと要約まで行います。本体2〜3万円に月額が乗る構成が2026年の標準形で、無料枠は月300分前後という機種が多いです。

ボイスレコーダーで文字起こしはできますか

機種によります。AIボイスレコーダーはアプリと組で文字起こしまで行います。従来のICレコーダーは録音するだけなので、録れた音声を別の文字起こしサービスへ渡す工程が要ります。

AIレコーダーの無料枠で、1か月に何本の会議が録れますか

公表されている分数を会議の長さで割ると出ます。PLAUDの無料枠は月300分なので60分の会議で5本、90分なら3本です。オートメモのお試しプランは月1時間なので60分の会議が1本で、90分の会議は1本も通りません。各社が本数を公表しているわけではないので、これは分数からの割り算です。

PLAUDの無料300分は、本体を買わなくても使えますか

使えません。公式ヘルプに「Plaudデバイスをアカウントに連携すると解除されます」とあり、本体をアカウントに連携して初めて枠が開きます。無料枠で試してから本体を買うという順番は、PLAUDでは取れないということです。

AIレコーダーは本体と月額を足すと2年でいくらになりますか

PLAUD Note Proにプロプラン(年16,800円)を足すと2年で64,400円、オートメモ Sにプレミアム年払い(年14,800円)を足すと49,400円です。無料枠のまま使えば本体代だけで、Note Proが30,800円、オートメモ Rが13,860円になります。いずれも公式の通常価格と年額を掛け算した数字で、セールで変動します。

AIレコーダーは会議室のどこに置けばいいですか

公表されている集音距離の内側です。PLAUD Note Proは最適録音範囲5mまで、Note・NotePin・NotePin Sは3mまで、オートメモは約5mと各社が書いています。PLAUDはNotePin Sについて、0.3〜1.5mが最良、1.5〜3mは静かな環境なら良好、3mを超えると明瞭さが急に落ちる、と段階で説明しています。

AIレコーダーで電話の通話は録音できますか

機種によります。PLAUD NoteとNote Proは対応しますが、通話録音中にヘッドフォンやイヤフォンは使えず、自動通話録音にも対応していないため着信のたびに手で押します。NotePinとNotePin Sは通話録音に対応しません。HiDock P1は対応しますが、USB-Cで有線接続してデバイスタイプに「ヘッドフォン」を選ぶ必要があり、対応するのはiPhone 15以降です。

文字起こしの分数を使い切ると、録音もできなくなりますか

PLAUDについては、公式ヘルプに「分数がなくても録音は継続します」とあり、止まるのは文字起こしだけです。分数が更新されるまで一時停止されるだけなので、音声は手元に残ります。ただし未使用の分数は繰り越せず、処理を始めた時点で減算されるため、音声を消しても分数は戻りません。

AIレコーダーの内蔵電池は交換できますか

PLAUD・オートメモのどちらの公式ページでも、利用者が交換できるかどうかの記載を確認できませんでした。確認できたのは保証の側で、PLAUDは1年間製品保証と30日間返品保証、HiDock P1は18ヶ月保証、オートメモは有償のワイド延長保証が3年・2回までです。購入前にメーカーへ直接確認してください。

サービスが終わったら、録音とテキストは持ち出せますか

書き出しの機能自体はあります。PLAUDは音声をMP3/WAV、文字起こしをTXT/SRT/DOCX/PDF、要約をTXT/Markdown/DOCX/PDFで書き出せます。ただし公式の手順はファイルを1件ずつ開く形で、一括で書き出せるかは記載を確認できませんでした。サービス終了時にどれだけの期間持ち出せるかも、各社の公式ページに規定を確認できていません。

iPhoneの標準機能だけで会議の文字起こしはできますか

できます。ボイスメモとメモアプリの録音はiPhone 12以降で日本語の文字起こしに対応し、電話の通話録音はiOS 18.1以降でメモアプリの「通話録音」フォルダに保存され、文字起こしも見られます。要約だけはApple Intelligence(iPhone 15 Proモデル・iPhone 16モデル以降、iOS 18.1以降、空き容量7GB)が要ります。

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