Recory ノート ダウンロード
選び方と比較

AIレコーダーを買う前に、iPhoneで足りるか確かめる

PLAUD・Notta Memo・オートメモなどのAIレコーダーは本体2〜3万円に加えて月額がかかります。実際の価格と無料枠を並べたうえで、専用機を買うべき人とiPhoneで足りる人を分けます。

「AIレコーダー」で検索すると、2〜3万円の専用機がずらりと並びます。首から下げるもの、名刺サイズのもの、iPhoneの背面に貼るもの。

この記事の内容(13項目)
  1. まず、いくらかかるのか
  2. 専用機が本当に強いところ
  3. 1. 電池が桁違いに持つ
  4. 2. iPhoneの電池と容量を使わない
  5. 3. 置くだけ、押すだけ
  6. 4. 通話を録れる機種がある
  7. 5. クラウドに出さない選択肢(従来型ICレコーダー)
  8. iPhoneで足りる人
  9. 「本体だけで安く済ませたい」が成立しにくい理由
  10. 迷ったときの順番
  11. Recoryを選ぶ場合
  12. 買う前の1週間で、測る4つ
  13. 置き方を変えるだけで、結果が変わることがあります

同時によく検索されているのが、こういう言葉です。

  • 「plaud note 必要か」
  • 「plaud note いらない」
  • 「aiボイスレコーダー 必要か」

買う前に迷っている人が、それだけ多いということだと思います。この記事は、その判断材料だけを書きます。

机に置ける会議だけかiPhoneで足りる買わなくていい身につけて録りたいか専用機が効く立ち話・移動中通話を録りたいか機種を選ぶ非対応の機種がある
本体を買う前に、この順で確かめる。

まず、いくらかかるのか

価格は本体だけでは決まりません。多くのAIレコーダーは、本体購入で無料枠が付き、それを超えると月額という形です。2026年8月時点で公表されている数字を並べます。

本体無料枠有料プラン連続録音
PLAUD Note Pro¥30,800月300分年¥16,800(月換算¥1,400・1,200分)/月¥3,000最大50時間※
PLAUD Note¥27,500月300分同上30時間※
PLAUD NotePin / S¥27,500 / ¥28,600月300分同上20時間※
Anker Soundcore Work¥24,990/¥26,990(8GB/64GB・通常価格)月300分月¥2,680(1,200分)本体8時間/ケース込32時間
Notta Memo¥23,500(標準)/¥25,500(Type-C)月300分+要約30回月¥1,185〜(年払い・1,800分)30時間/5時間※
GLIDiC AI +u Buds¥29,800月300分月¥1,980(1,200分)未確認
TicNote(Mobvoi)¥24,900月300クレジット月¥2,000/年¥13,000最大25時間※
BOYA Notra¥23,000月320分月¥3,000(1,280分)24時間※
TALIX DingTalk A1¥32,800月300分月¥2,480(1,500分未確認
viaim OpenNote¥32,800月600分月¥1,500(1,800分未確認
iFLYTEK P1 / P1 Pro¥19,800 / ¥29,800購入特典300分未確認未確認
オートメモ S / R¥19,800 / ¥13,860月60分月¥1,480(月30時間)約16 / 12時間※
HiDock P1¥26,800文字起こしは無制限と明記上位機能は月300分の枠あり未確認
Recory(iPhoneアプリ)¥03会議(各60分)のお試し月¥980(議事録つき600分・文字起こしのみ1,200分)/¥1,480/¥2,480(1,800分)1回4時間

※連続録音時間はいずれもカタログ値です。実測は確認していません。価格は2026年8月時点の税込で、セールやクーポンで変動します。

月300分が業界の標準的な無料枠です。1時間の会議なら5本。週2本の打ち合わせがあれば、2か月目には超えます。「本体を買えばあとは無料」ではない機種がほとんど、という点は先に知っておいてください。

例外もあります。viaim OpenNote は無料枠が月600分で、ここだけ倍。有料プランも月¥1,500で1,800分と、分数あたりでは安い部類です。本体が¥32,800と高いので、初期費用を許容できて量を使う人には効きます。

この1年で参入がかなり増えました。Ankerが Soundcore Work を出しているのは、日本で買う人にとっては大きいと思います。知らないメーカーの2〜3万円は買いにくいので。

専用機が本当に強いところ

価格の話をしましたが、AIレコーダーには明確に勝っている点があります。ここを認めないと比較になりません。

1. 電池が桁違いに持つ

PLAUD(プラウド) Note Proのカタログ値は最大50時間、Notta(ノッタ) Memoは約30時間。iPhoneでこれはできません。終日の研修を朝から晩まで録り続けるなら、専用機が正解です。

2. iPhoneの電池と容量を使わない

これが実務ではいちばん効きます。会議を録りながらiPhoneで資料を見て、地図を開いて、電話も受ける。録音が他の用事とぶつからないのは、専用機だけの利点です。

3. 置くだけ、押すだけ

服に留める、机に置く、ボタンを1回押す。アプリを開く動作すら要らないのは、商談の冒頭では地味に大きい。

4. 通話を録れる機種がある

PLAUD Note と Note Pro は、iPhoneの背面に貼って本体スピーカーの振動を直接拾うことで、iOSの通話録音の制限を回避しています。iOSのアプリは通話を録音できません(OSの仕様です)。電話商談が中心なら、ここは決定的です。

ただし同じPLAUDでも NotePin と NotePin S は通話録音に対応しません(振動センサーを持たない対面専用機)。名前が似ているので、通話目的で買うなら機種名を必ず確認してください。またイヤホン・Bluetoothヘッドセット越しの通話は、Note / Note Pro でも録れません(自分の声だけになります)。

5. クラウドに出さない選択肢(従来型ICレコーダー)

OM SYSTEMのVoice-Trek WS-883は約¥11,878、乾電池で約53時間(録音形式ごとの持続時間はボイスレコーダーはどれを買うかに表で並べました)。ソニーのICD-TX660は厚さ7.4mm・29g(ソニーストアでの販売は終了。流通在庫のみ)。どちらも音声をクラウドへ一切送りません。録音の外部送信が禁止されている職場では、これ以外に選択肢がないこともあります。

ただし従来型ICレコーダーには、文字起こしも要約も話者分離も付いていません。そこは人の作業として丸ごと残ります。そしてソニーは2026年7月時点でICレコーダーの出荷を終えつつあり、この選択肢自体が細りはじめています。

iPhoneで足りる人

裏返すと、次のどれにも当てはまらないなら、2〜3万円を先に払う理由は薄いと思います。

  • 1日に10時間以上録る
  • iPhoneの電池を録音で使いたくない
  • 電話での商談を録りたい
  • 音声をクラウドに出せない職場にいる

会議が1日1〜3本、1本1時間前後。これがふつうの働き方だと思いますが、この範囲ならiPhoneはすでに要件を満たしています。マイクは十分に良く、電池も1〜2時間の録音では大きく減りません。そしてすでに持っています。買い足すのは、月額だけです。

「本体だけで安く済ませたい」が成立しにくい理由

「サブスク不要のAIレコーダー」も、よく検索されている言葉です。気持ちは分かります。ただ、成立しにくい構造があります。

文字起こしと要約は、録るたびにサーバー側で費用が発生する処理です。本体を1回売り切っただけでは、その費用を回収し続けられません。だから多くのメーカーが「本体+無料枠+超過分は月額」という形に落ち着いています。つまり選ぶのは「月額を払うかどうか」ではなく、「初期費用を払うかどうか」です。

  • 専用機:2〜3万円 + 月額(枠を超えたら)
  • アプリ:0円 + 月額

2年使うと仮定して、総額で比べてみてください。専用機の月額はPLAUDで月¥3,000、Notta Memoで月¥1,185(年払い換算・月払いは¥1,980)、オートメモで月¥1,480。初期費用の差が、そのまま残ります。

迷ったときの順番

  1. 電話商談を録りたい → 専用機(iPhoneアプリでは不可)
  2. 1日中録る/iPhoneの電池を空けたい → 専用機
  3. クラウドに出せない → 従来型ICレコーダー
  4. それ以外 → まずiPhoneのアプリを1か月試して、足りなければ専用機

4番を勧めるのは、アプリなら失敗しても数百円で済むからです。専用機は2〜3万円が先に出ていきます。順番を逆にする理由が見当たりません。

Recoryを選ぶ場合

RecoryはiPhone専用の議事録アプリです。上の表のとおり本体は0円で、月¥980から。専用機と競合する部分と、しない部分を正直に書きます。専用機に勝てないところ

  • 連続録音は1回4時間まで(無料のお試しは60分)。50時間は録れません
  • 通話は録音できません(iOSがサードパーティのアプリに通話音声を渡さないため。標準の電話アプリなら録れます
  • iPhoneの電池と容量を使います

専用機と比べて強いところ

  • 話者がまとまってしまったとき、聞き分けに強い別のモデルで起こし直せます(有料プラン)。1回で終わりの設計ではありません
  • 先方の会社名・担当者を登録すると、議事録に実名で出ます。「話者A」ではなく「田中部長」に
  • 議事録の一行ごとに [mm:ss] が付き、触れるとその瞬間の音声が再生されます。要約を疑ったとき30秒で確かめられます
  • 短い間隔で区切って確定するので、落ちても直前まで残ります。復旧も自動です
  • Notion・Slackへ自動投稿、Markdown / RTF / SRT で書き出し

無料枠は月300分ではなく、3会議(各60分)のお試しです。ここは専用機の方が広い。ただし有料に入ると、ライト¥980で月600分。専用機の無料枠300分の倍を、本体代なしで使えます。

本体を買うかどうかより前に、そもそもどのカテゴリの道具が要るのかは4つの質問で候補を絞るで決められます。

買う前の1週間で、測る4つ

iPhoneで足りるかどうかは、実際に測れます。1週間で判断が付きます。

測ることやり方
録れているか会議の中央に置いて1本録り、聞き返す
電池がどこまで減るか録音の前後で残量を見る
容量をどれだけ使うか10分録ってファイルサイズを見て6倍する
手作業が何分残るか固有名詞と数字を直す時間を計る

いちばん下が決め手になります。10分の音声で5分かかるなら、1時間の会議では30分。週2本なら月4時間です。この4時間を専用機が減らせるかどうかで、2〜3万円の判断が決まります。

減らせないこともあります。固有名詞の誤りは、専用機でも辞書に無ければ同じように出ます。専用機が減らすのは「録る手間」と「電池と容量の心配」で、直す手間は減らないことが多い。

逆に、身につけて録る必要があるなら、iPhoneでは代わりになりません。手が塞がっている場面で録れるのは専用機の側です。ここは測るまでもなく分かる項目です。

置き方を変えるだけで、結果が変わることがあります

「iPhoneでは音が拾えない」と判断する前に、置き方を試してください。机の中央に置くだけで結果が変わることがあります。

端に置くと近い人の声だけが大きくなり、遠い人が拾えません。専用機を買う理由が「遠い人の声が入らない」なら、まず置き場所を直すほうが安く済みます。

書類とパソコンから離すのも効きます。めくる音とキーボードの音は、人の声と同じくらいの大きさで入ります。詳しい手順は会議の録音にまとめました。


会議の記録に2〜3万円の価値があるかは、録る量で決まります。まず1か月、いま持っているiPhoneで試してみて、足りないところがはっきりしてから専用機を選ぶのがいちばん損が少ないはずです。

価格・仕様は2026年8月時点で各社の公式ページを確認したものです。この分野は改定が速いので、購入前に必ず最新をご確認ください。「未確認」と書いた項目は、公表値を見つけられなかったものです。

よくある質問

AIレコーダーは買わなくてもiPhoneで代用できますか

会議の記録が目的なら、多くの場合はできます。専用機が要るのは、1日10時間以上録る、iPhoneの電池を録音で使いたくない、音声を絶対にクラウドへ出せない、のいずれかに当てはまるときです。それ以外は、すでに持っているiPhoneとアプリで同じ結果になります。

PLAUDなどのAIレコーダーは本体を買えば月額はかかりませんか

かかる場合が多いです。多くの機種は本体購入で月300分程度の無料枠が付き、それを超えると月額が必要になります。1時間の会議を月5本録ると300分に届くため、週2本以上の会議がある人は有料プランが前提になります。

従来のICレコーダーではだめですか

録るだけなら十分で、電池も長持ちします。ただし文字起こし・要約・話者分離は付いていないので、そこは人の作業として残ります。なおソニーは2026年7月時点でICレコーダーの出荷を終えつつあり、この選択肢自体が細りはじめています。

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