LINE通話を録音する方法を探している人へ——公式に無い機能と、現実的な3つの道
「LINE通話 録音」で探しても、決定的な答えが出てこない理由から書きます。LINEの公式ヘルプが挙げる通話機能の一覧に録音はありません。iPhoneの標準の通話録音は「電話」アプリの機能で、LINE通話は対象外です。そのうえで、記録を残す現実的な道を3つ、条件つきで並べました。

「LINE通話(ライン通話)を録音したい」で検索すると、答えが割れているように見えます。割れているのではなく、公式の答えが存在しないからです。先にその事実から書きます。
この記事の内容(21項目)
- 経路ごとに、録れるか録れないかを整理する
- LINEの公式ヘルプに、録音の機能はありません
- iPhoneの通話録音は、LINE通話には効きません
- 現実的な道は3つです
- 道1:別の端末で録る
- 道2:LINEをやめて、電話アプリに切り替える
- 道3:通話そのものをやめる
- 「相手にバレずに」で探している人へ
- 画面収録で音が入るか——確認できませんでした
- 文字にしたいなら、道はさらに絞られます
- まとめ——探しているものは、たぶんLINEの外にある
- 出回っている「録音の方法」を、公式の記述で仕分ける
- 道1を実際にやるときの手順
- 道2に切り替えるときの言い方
- 録れた音声を、議事録にするまで
- LINEビデオ通話は、音声通話と何が違うか
- 通話を始める前に、一言断る言い方
- 別端末に何を使うか——手元にある機材で決まる
- 保存してから、共有するまで
- うまくいかないとき
- 公式に確認できなかったこと
経路ごとに、録れるか録れないかを整理する
LINEを使った通話には、複数の経路があります。経路によって録音の可否も方法も変わるので、探している答えにたどり着くには、先に全体を見ておくのが早道です。
| 経路 | LINEの中に録音機能があるか | 別の端末で録る(道1) | 電話に切り替える(道2) |
|---|---|---|---|
| LINE音声通話 | 無い(機能一覧に記載なし) | できる | できる(電話番号が分かれば) |
| LINEビデオ通話 | 無い(同じ一覧に記載なし) | 音声だけ拾える | 映像は残らない |
| 通常の電話(4G・キャリア回線) | LINEを使っていないので対象外 | できる | 最初から電話アプリの通話録音が使える |
| Web会議(Zoomなど) | LINEを使っていないので対象外 | できる | 会議ツール側の録画・文字起こしが使える |
表の見方はこうです。LINEの通話は音声・ビデオのどちらも、LINEの中に録音機能が無いので、外側の道に頼ることになります。一方、最初から電話回線やWeb会議ツールを使っているなら、それぞれの標準機能に録音や記録の仕組みが用意されています。「LINEで録れないなら、そもそもLINEを使わない」という道2の発想は、ここから来ています。
商談や面談で記録の確実さを優先したいなら、相手と約束する前の段階で経路を選べることもあります。すでにLINEでのやり取りが決まっている相手には、この記事で挙げる道1・道2で対応することになります。
LINEの公式ヘルプに、録音の機能はありません
LINEヘルプセンターの「音声通話・ビデオ通話の便利な設定・機能」というページに、通話まわりの機能が並んでいます。2026年9月2日時点で載っているのは次のとおりです。
| 分類 | 公式に挙がっている機能 |
|---|---|
| 通話前の設定 | 着信音/呼出音を設定する、ビデオ通話を高画質で利用する、ロック画面で着信の通知を全画面表示する(Android)、グループビデオ通話の1画面の表示人数を増やす(Windows/Mac) |
| 通話中の機能 | 自分の画面を共有する、Webサイトを共有、YouTubeの動画を共有する、スタンプを使用する、背景を変更する、画面を縮小して表示する(Android) |
録音・レコーディング・文字起こしという項目は、この一覧にありません。「隠れた設定がある」「裏ワザで出せる」と書いてあるページを見かけますが、公式の機能一覧に無い以上、この記事ではそこへ踏み込みません。
「機能が無い」と「録れない」は別の話です。LINEの外側で録ることはできます。ただし、それはLINEの機能ではなく、別の道具の話になります。ここを混ぜると、探している答えにたどり着きません。
iPhoneの通話録音は、LINE通話には効きません
iOS 18.1から、iPhoneには標準の通話録音が入りました。「これでLINEも録れるのでは」と考えるのは自然です。ただしAppleの案内は、この機能を「電話」アプリのものとして書いています。Appleのユーザガイドの手順は、こう始まります。
| 順 | Appleの手順 |
|---|---|
| 1 | iPhoneで電話アプリを開く |
| 2 | 電話をかける |
| 3 | 通話中にメニューのボタンをタップし、「通話録音」をタップする |
| 4 | 録音されることが、オーディオ通知で両方の通話者に知らされる |
保存先も「メモアプリの『通話録音』フォルダ」と明記されています。LINEなど、電話アプリ以外の通話が対象だという記載は、確認できませんでした。
FaceTimeについては、Appleが別に「FaceTime通話を録音する」という案内を出しています。つまりAppleは、対象のアプリを個別に書いています。その中にLINEは出てきません。
「使えないと書いてある」のではなく「使えるとどこにも書いていない」状態です。この記事は後者を、後者のまま書きます。詳しい条件はiPhone標準の通話録音にまとめてあります。
現実的な道は3つです
公式の機能が無いなら、外側でどうするかです。向き不向きがはっきりしているので、先に分けます。
道1:別の端末で録る
いちばん単純で、いちばん確実です。LINE通話をスピーカーにして、別のスマートフォンかICレコーダーで録ります。
| 何が起きるか | |
|---|---|
| 音質 | スピーカーから出た音を空気ごしに拾う。相手の声に部屋の反響が乗る |
| 自分の声 | 直接入るので大きい。相手の声との差が出る |
| 話者の区別 | 文字起こしにかけたとき、音量差で分かれやすくなることがある |
| 準備 | 端末が2台要る。手元に置く場所も要る |
音は落ちます。ただし「記録が残るか残らないか」の差に比べれば、音質の差は小さい。あとで文字にするなら、手元の音声ファイルを文字起こしするの手順にそのまま乗ります。
MicrosoftがWordの文字起こしについて「仮想通話を録音する場合はヘッドセットを使用しないでください」と案内しているのと、同じ発想です。内部の音を直接録る道が無いとき、公式が示している回避策は「空気で回す」しかありません。
道2:LINEをやめて、電話アプリに切り替える
相手と合意できるなら、これがいちばん品質が良い。iPhoneの標準の通話録音は、通話の経路から直接録るので音が素直です。iOS 26なら文字起こしまで付き、文ごとに話者が分かれます。
| LINE通話+別端末 | 電話アプリの通話録音 | |
|---|---|---|
| 音質 | 空気ごし | 直接 |
| 文字起こし | あとで別の道具へ | 標準で付く(iOS 18.1以降) |
| 話者の区別 | 保証なし | 文ごとに識別される(Appleの記載) |
| 相手への通知 | 自分で伝える | 開始時と通話中に繰り返し流れる |
| 通話料 | かからない | かかる |
切り替えの手間より、あとで文字を探す手間のほうが大きい会議なら、こちらです。相手に「記録のために電話でかけ直していいですか」と一言添える形になります。
道3:通話そのものをやめる
商談や面談で、あとから「言った言わない」になりそうな内容なら、LINE通話で済ませること自体を見直すのが筋です。対面なら、机の上のiPhoneで録れます。Web会議なら、会議ツール側に録画と文字起こしがあります(どのプランから使えるか)。LINE通話は、記録を前提にした場に向いていません。通話の手軽さと、記録の確実さは、いま両立していないということです。
「相手にバレずに」で探している人へ
line 通話 録音 相手にバレる のような語で来た方に、先に書いておきます。LINEに録音機能が無いので、「LINEの中で黙って録る」という選択肢は最初からありません。別の端末で録るなら、その端末の存在は自分で決められます。ただしそこは技術の問題ではなく、あとで知られたときに何を失うかの問題です。
個人情報保護委員会はQ&Aで、自分が参加している会話の録音について、録音していること自体を伝える義務までは負わないという整理を示しています。それでも、社内規程や相手先の規則はそれとは別に効きます。個別の判断は弁護士にご確認ください。
実務では、冒頭に一言伝えるのが通例です。断られたときの対処も含めて録音していい会議・やめておく会議にまとめました。
画面収録で音が入るか——確認できませんでした
「画面収録なら通話の音も入るのでは」という発想もあります。Appleの画面収録の案内には、マイクをオンにして音声を追加できること、そして「一部のアプリでは、そのコンテンツの録画が許可されていない場合があります」という注記があります。
LINE通話の音声が画面収録に入るかどうかは、AppleとLINEのどちらの公式にも記載を確認できませんでした。この記事は、確認できないことを前提にした手順を書きません。手元で試すなら、本番の前に1本、短い通話で確かめてください。画面収録そのものの操作はiPhoneの画面収録で音を録るにまとめてあります。
文字にしたいなら、道はさらに絞られます
LINE通話の内容を文字で残したい場合、LINEの側に文字起こしの機能はありません(公式の一覧に無い)。選べるのは次の2つです。
| 道 | 流れ |
|---|---|
| 別の端末で録る → 文字起こし | 録れた音声を文字起こしのサービスか標準機能へ渡す |
| 電話アプリに切り替える | 標準の通話録音に文字起こしが付く(iOS 18.1以降)。話者も文ごとに分かれる |
空気ごしで録った音声は、文字起こしの精度が落ちます。相手の声に反響が乗るためです。金額・期日・固有名詞は、文字を信じきらずに音声で確かめる前提でいてください。ここは電話アプリの通話録音でも同じで、Apple自身が「文字起こしを信頼する前に、精度を確認してください」と書いています。
まとめ——探しているものは、たぶんLINEの外にある
- LINEの公式ヘルプに、通話録音の機能は載っていない
- iPhoneの通話録音は「電話」アプリの機能。LINE通話が対象だという記載は無い
- 記録が要るなら、別の端末で録る/電話に切り替える/通話の形を変えるの3つ
- 文字まで欲しいなら、電話アプリの通話録音がいちばん近い
「LINEで録る方法」を探し続けるより、記録を残せる場所へ通話を移すほうが早い。それが、この記事のいちばん短い結論です。
出回っている「録音の方法」を、公式の記述で仕分ける
検索で出てくる方法を、公式に書いてあるかどうかで並べます。書いてあることと、書いていないことを分けるだけで、試す順番が決まります。
| 出回っている方法 | 公式の記述 | この記事の扱い |
|---|---|---|
| LINEの設定に録音がある | LINEヘルプの機能一覧に無い | 扱わない |
| iPhoneの通話録音で録る | Appleは「電話」アプリの機能として記載。LINEへの言及なし | 対象外として扱う |
| 画面収録で録る | Appleは「一部のアプリでは録画が許可されていない場合がある」と注記。LINEについての記載なし | 確認できないので手順にしない |
| 別の端末で録る | LINEもAppleも関与しない。端末の録音機能の話 | 扱う(道1) |
| Androidの通話録音アプリ | この記事の対象外(RecoryはiPhone専用) | 扱わない |
上の2つが「無い」、3つ目が「分からない」、4つ目が「できる」という配置です。「できる」だけが手順になります。
道1を実際にやるときの手順
別の端末で録る、を具体的にします。手元にある道具で決まります。
| 順 | すること | なぜ |
|---|---|---|
| 1 | LINE通話をスピーカーに切り替える | 相手の声を空気に出す |
| 2 | もう1台(iPhone・ICレコーダー)を、話す人と同じ距離に置く | 自分の声だけ大きくならないように |
| 3 | 先に録音を始めてから通話を始める | 冒頭を落とさない |
| 4 | 通話が終わってから止める | 締めの言葉は宿題が出やすい |
2台目がiPhoneなら、標準のボイスメモで足ります。無料で、時間の制限もありません(録音の仕方)。置き場所で結果が変わるので、机の中央寄り、柔らかいものの上、画面を上に、が基本です(対面の会議で、iPhoneをどこに置くか)。
注意が1つあります。ボイスメモで録っている最中に、その端末で音の出るアプリを開くと録音が止まります。Appleが「そのアプリでオーディオの再生が始まると、ボイスメモの録音は停止します」と書いている挙動です。2台目は録音に専念させてください。
道2に切り替えるときの言い方
LINEから電話に切り替えるとき、相手に伝える文面の例です。理由を先に言うと通ります。
| 場面 | 言い方 |
|---|---|
| 商談・面談 | 「あとで内容を確認したいので、記録が残る電話でかけ直してもいいですか」 |
| 社内 | 「議事録に使いたいので電話に切り替えます。録音が入りますがいいですか」 |
| 断られたとき | 「では要点だけ、あとでメッセージで送ります」 |
電話アプリの通話録音は、開始時と通話中に繰り返しアナウンスが流れます。相手に伝わることが仕組みで保証されているので、切り替えたあとに「黙って録っていた」という話にはなりません。言い方の型は商談で録音の許可をもらう言い方にもまとめてあります。
録れた音声を、議事録にするまで
道1で録った音声は、そのままでは1時間ぶんの音です。文字にして、要点を拾うところまでが記録です。
| 順 | すること | 行き先 |
|---|---|---|
| 1 | 2台目の録音を書き出す | ボイスメモなら共有 →「"ファイル"に保存」 |
| 2 | 文字起こしにかける | 標準機能か、文字起こしのサービス |
| 3 | 決定事項と宿題を拾う | ChatGPTに貼るか、議事録の道具へ |
| 4 | 相手に送る | 議事録を送るメールの文面 |
空気ごしの音声は、文字起こしの精度が落ちます。金額・期日・固有名詞は音声で聞き直す前提で、文字を配ってください。
LINEビデオ通話は、音声通話と何が違うか
LINEのヘルプページの見出しは「音声通話・ビデオ通話の便利な設定・機能」で、音声通話とビデオ通話をまとめて扱っています。前に挙げた機能の一覧も、この1ページに両方ぶんが並んでいました。つまり、録音の項目が無いという結論は、音声通話にもビデオ通話にも同じように当てはまります。ビデオ通話だから録画の機能が別に用意されている、ということはありません。
ただし、記録したいものの中身が違います。音声通話は声だけですが、ビデオ通話では画面に映っているもの——相手の表情、共有された資料、紙に書いてかざした図——も記録の対象になり得ます。ここで道1(別の端末で録る)を使うと、拾えるのは音だけです。もう1台のスマートフォンをLINEの画面に向けて動画を撮る方法もありますが、反射や手ブレが入りやすく、実用には向きません。
画面に映っているものを残したいなら、その場でスクリーンショットを撮るほうが確実です。LINEのビデオ通話中でも、iPhoneの操作でスクリーンショットは撮れます。動画としてまとめて残したい場合は、前に書いた画面収録の話に戻ります。ただし、音声が入るかどうかはLINE音声通話のときと同じく確認できていません。映像だけが目的なら、音の有無は気にしなくてかまいません。
通話を始める前に、一言断る言い方
道1(別の端末で録る)を選ぶ場合、LINEの仕組みには録音を知らせる機能がありません。電話アプリの通話録音のように、自動でアナウンスが流れることもありません。伝えるとしたら、自分で言うしかありません。
伝え方は、電話に切り替える場合と同じ考え方で足ります。理由を先に言うと、通りやすくなります。
| 場面 | 言い方 |
|---|---|
| 商談・打ち合わせ | 「あとで内容を確認したいので、この通話を録音させていただいてもよろしいでしょうか」 |
| 社内の相手 | 「議事録に使いたいので録音します。よろしいですか」 |
| 手短に済ませたいとき | 「記録のため録音しますね」とだけ言って、相手の返事を待つ |
| 断られたとき | 「では要点だけ、あとでメッセージで送ります」 |
言うタイミングは、録音を始める前です。LINE通話をつないでから一言断り、それから道1の手順(スピーカーに切り替えて2台目を用意する)に入ると、冒頭の言葉も録音の中に残ります。あとで「いつ承諾を得たか」を確認したいときに、録音そのものに残っているほうが安心です。
個人情報保護委員会のQ&Aが示す整理は前に書いたとおりで、法律の話としては伝える義務までは負いません。それでも、社内規程や相手先の規則、そして何より相手との信頼関係は別に効きます。実務では、この一言を省かない人がほとんどです。
別端末に何を使うか——手元にある機材で決まる
道1で使う「もう1台」に、決まった正解はありません。手元にあるものが、そのまま選択肢になります。
| 候補 | 向いているところ | 注意 |
|---|---|---|
| もう1台のiPhone | 標準のボイスメモがそのまま使える。無料で時間の制限もない | 家族や同僚の端末を借りることになりがち |
| Androidスマートフォン | 機種ごとの録音アプリ(レコーダー、ボイスレコーダーなど)で足りる | アプリの名前が機種によって違う |
| ICレコーダー・ボイスレコーダー | 会議専用に置いておける。機種によっては電池が長持ちする | 別途購入が要る |
ボイスレコーダーとICレコーダーは呼び名が違うだけで、中身に決まった違いはありません。用語の整理はボイスレコーダー・ICレコーダーの違いにまとめてあります。会議の録音に、非圧縮のような高音質のモードは要りません。人の声を聞き取る目的なら、標準の設定で足ります。
いずれの機材でも、置き場所が音質を左右します。LINE通話をスピーカーにしたiPhoneと、録音する2台目を近づけすぎると、こもった音やハウリングのような音が入ることがあります。少し距離を取って、両方の画面を上に向けておくのが無難です。本番の前に短く試し録りをして、音量を確認してから始めると失敗が減ります。標準の録音機能そのものの一覧は録音の仕方にまとめました。
保存してから、共有するまで
道1で録った音声は、2台目の中に残ります。会議の記録として使うには、そこから3つの動作が要ります。
- ファイルとして書き出す。2台目がiPhoneなら、ボイスメモの共有メニューから「"ファイル"に保存」でファイルアプリに移せます(ボイスメモの使い方)。Androidなら、機種ごとの録音アプリの共有機能を使います
- 分かる名前を付ける。「新規録音」のままだと、あとで探せません。日付と相手先を先頭に置くと、一覧で見分けやすくなります
- 相手と共有するかを決める。録音そのものを相手に渡す義務はありませんが、内容の確認のために音声を送ることもできます。AirDropやファイル共有で渡せます
保存する期間も、先に決めておくと迷いません。確認が済んだらすぐ消すのか、案件が終わるまで残すのか。会議の録音を議事録の道具に取り込む場合、取り込んだ音声の保存期間を自分で設定できる道具もあります。Recoryは通話そのものの録音はできませんが、標準の通話録音がメモアプリに書き出すm4aファイルを取り込む口があり、取り込めば対面の録音と同じように文字起こしと議事録まで進むと別記事に書きました。道1で2台目に録った音声も同じ音声ファイルなので、取り込みの入口としては変わりません。ただし空気ごしに録った音声は条件が悪くなるので、金額や期日は文字を鵜呑みにせず音声で確かめてください。
うまくいかないとき
道1で試してみて、うまくいかないときの対処です。原因を切り分けてから直すほうが早く済みます。
| 症状 | まず疑うところ | 対処 |
|---|---|---|
| 相手の声が小さい・こもる | LINE側がスピーカーになっていない、または2台目が遠い | スピーカー設定を確認し、2台目を少し近づける |
| ハウリングのような音が入る | 2台目とiPhoneが近すぎる | 距離を取る。可能なら向きを変える |
| 自分の声だけ大きい | 2台目がLINE側のiPhoneに近すぎる | 2台目を話す人と同じくらいの距離に置く |
| 録音のし忘れに気づいた | 通話が始まってから2台目を用意した | 気づいた時点から録る。冒頭は諦めて要点をメモで補う |
| 文字起こしの精度が低い | 空気ごしの音声で、雑音が乗っている | 金額・期日・固有名詞だけ音声で聞き直す |
いちばん多いのは、上の2つです。スピーカーの設定と、2台目の距離。この2つを本番の前に1回試しておくだけで、当日のトラブルはほとんど防げます。
会議室やオフィスの固定電話ではなく、個人のスマートフォンどうしのLINE通話であることも影響します。周囲の生活音(テレビ、家族の声、外の交通音)が同じ部屋に入りやすいので、静かな部屋を選べるなら選んでください。環境音は、あとから編集で消せません。録る前の環境が、そのまま結果になります。それでも直らないときは、無理に道1を続けるより、道2(電話への切り替え)へ移るほうが早く解決することがほとんどです。
公式に確認できなかったこと
この記事で「書いていない」と扱った項目を、そのまま並べます。
- LINEの通話に録音機能があるかどうか(機能一覧に無い、という形でしか確認できない)
- iPhoneの通話録音がLINE通話に効くかどうか(Appleは「電話」アプリの機能として記載)
- 画面収録にLINE通話の音声が入るかどうか(AppleもLINEも記載なし)
- LINEが通話の録音についてどういう方針を持っているか(ヘルプの該当ページを確認できず)
確認できないことは、確認できないまま書くのがこの記事の方針です。手元で試して分かったことがあれば、それが一次情報になります。
仕様は2026年9月2日時点のLINEヘルプセンターとAppleの公式サイトの記述に基づきます。アプリとOSのバージョンで機能は変わるので、お手元でご確認ください。
よくある質問
LINEの通話を録音する機能はありますか
LINEの公式ヘルプが挙げる音声通話・ビデオ通話の設定と機能の一覧に、録音の項目はありません(2026年9月2日時点で確認)。着信音、高画質、画面共有、YouTubeの共有、スタンプ、背景の変更などは載っていますが、録音・レコーディング・文字起こしという項目は見当たりませんでした。
iPhoneの通話録音でLINE通話は録れますか
Appleの案内では、通話録音は「電話」アプリの機能です。手順は「iPhoneで電話アプリを開く」から始まり、保存先もメモアプリの「通話録音」フォルダです。LINEなど別のアプリの通話が対象だという記載は確認できませんでした。
相手に知られずにLINE通話を録音できますか
LINEに録音機能が無いので、「LINEの中で黙って録る」という選択肢自体がありません。別の端末で録る場合も、相手に伝えずに録ることは法律とは別に信頼の問題になります。個人情報保護委員会はQ&Aで、自分が参加する会話の録音について、録音していること自体を伝える義務までは負わないという整理を示していますが、社内規程や相手先の規則はそれとは別に効きます。個別の判断は弁護士にご確認ください。
LINE通話の内容を文字にする方法はありますか
LINE通話そのものを文字にする機能は、公式ヘルプに記載がありません。別の端末で録った音声をあとから文字起こしにかけるか、通話をやめて電話アプリに切り替えて標準の通話録音(iOS 18.1以降)を使うかのどちらかになります。
画面収録でLINE通話の音は入りますか
Appleの画面収録の案内には「一部のアプリでは、そのコンテンツの録画が許可されていない場合があります」とあります。LINE通話で音声が入るかどうかについて、AppleとLINEのどちらの公式にも記載を確認できませんでした。この記事では、確認できないことを前提にした手順は書いていません。
iPhone標準の通話録音——やり方と、録れた音声を議事録にするまで
iOS 26の通話録音は、話者を分けて文字にする
録音の仕方——スマホにもパソコンにも、最初から入っています
録音していい会議・やめておく会議の線引き