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選び方と比較

文字起こしだけでいい人は、議事録つきの半額で足りる

議事録は要らない、テキストさえあればいい——その使い方なら、同じ料金で倍の時間が使えます。文字起こしだけで足りる仕事と、議事録まで要る仕事の線引きを、料金の構造から説明します。

議事録サービスの料金表を見て、「そんなに要らないんだけど」と思ったことはないでしょうか。決定事項の整理も、宿題の抽出も要らない。テキストさえあればいい。取材の音源、口述の記録、講義のメモ。そういう使い方なら、同じ料金で倍の時間が使えます。料金の構造から説明します。

録音する文字にする(議事録にする)
要約が要らないなら、工程が1つ減る。

なぜ2種類の枠があるのか

作っている側から書くと、文字起こしと議事録では処理の重さが3倍近く違います。文字起こしは、音声の長さにほぼ比例した処理です。1時間の音声なら1時間ぶんの処理。単純です。議事録は、その上に2つの工程が乗ります。できあがった3万字を読み直して構成を作る工程と、それを清書する工程。しかもこの処理は会議の長さにあまり比例しません。5分の会議でも1時間の会議でも、議事録を1本作る手間は大きく変わらないからです。だから料金の設計としては、こうなります。

同じ料金で使える量
文字起こしだけ多い
議事録までその半分くらい

Recoryの場合、ライト¥980で文字起こしのみなら1,200分、議事録つきなら600分。ちょうど倍です。スタンダード¥1,480なら2,400分/1,200分、Pro¥2,480なら3,600分/1,800分。混ぜて使えます。全部を議事録にする必要はなく、「この会議は議事録、この取材は文字起こしだけ」と選べば、その分だけ枠の減り方が変わります。

文字起こしだけで足りる仕事

線引きははっきりしています。その記録を、誰かに配る文書にするかどうかです。まず、文字起こしだけで足りるものです。

  • 取材・インタビュー。原文が必要で、要約するとむしろ困る(理由
  • 口述筆記。自分の考えを吹き込んで、あとで書き直す
  • 講義・セミナーの記録。あとで自分が読み返す
  • 証跡として残す音声。検索できれば用が足りる

次に、議事録まで要るものです。

  • 社外に送る打ち合わせの記録。決定事項と宿題を相手と揃える必要がある
  • 定例会議。次回の冒頭で前回の宿題を確認する
  • 商談。担当と期限が付いていないと、次の行動が決まらない

迷ったときの判断はひとつで、「この記録を、明日誰かに送るか」。送らないなら文字起こしで足ります。送るなら、決定と宿題を人に読める形にする工程が要ります。

分あたりの単価で見る

2026年8月時点の相場を、分あたりに直しておきます。月額だけ見ると比べられないので、使える分数で割ります。

月額分数分あたり
Recory スタンダード(文字起こしのみ)¥1,4802,400分¥0.62
Rimo 文字起こしプラン¥1,6502,100分¥0.79
Recory ライト(文字起こしのみ)¥9801,200分¥0.82
Recory ライト(議事録つき)¥980600分¥1.63

文字起こしだけなら、分あたりは¥0.6〜¥0.8のあいだに収まります。桁が変わるような差は出ません。効いてくるのは必要な月額のほうで、1,200分で足りるなら¥980、2,400分要るなら¥1,480、という選び方になります。議事録まで含むと単価が倍になります。これは各社共通の構造で、Rimoの場合は議事録(AI要約)がプロプラン¥4,950からです。詳しい比較は別記事に書きました。

その前に、無料で足りないか

念のため書いておくと、月に1〜2本なら無料の選択肢で足ります。Whisperを自分の機械で動かせば無料・無制限です(話者分離は別に用意が要ります)。iPhoneのボイスメモも、iOS 18以降なら文字起こしが付きます。どこまで無料で行けるかはこちらに線を引きました。有料に移る価値が出るのは、量が増えて手作業が面倒になってからです。目安は月300分(1時間の会議で月5本)。そこを超えたあたりから、無料枠の管理のほうが手間になります。

途中で切り替えられるか

最後に実務の話です。「文字起こしだけのつもりだったが、この会議は議事録が欲しい」——これは普通に起きます。枠が2種類あるのではなく、1つの枠の減り方が変わる設計なら、会議ごとに選べます。プランを変える必要はありません。逆に「文字起こし専用プラン」として分かれている場合、途中で議事録が欲しくなると契約変更が要ります。契約前に、会議ごとに選べるのか、プランで固定なのかを確認してください。使い方が混ざる人ほど、ここが効きます。要約の有無で単価がどれだけ変わるかは1時間あたりの一覧で確かめられます。


文字起こしから議事録を自分で作る手順は要約の削り方に、無料で回す方法はこちらにあります。

よくある質問

文字起こしだけのプランと議事録つきで、なぜ料金が違うのですか

処理の重さが違うためです。文字起こしは音声の長さに比例した処理ですが、議事録はそのテキストを読み直して構成を作り、清書する工程が加わります。会議1本ごとにかかる固定の処理があるぶん、同じ料金なら使える時間が短くなります。

文字起こしだけで足りるのはどんな仕事ですか

あとで自分が読み返す前提のものです。取材、口述筆記、講義の記録、証跡として残す音声。誰かに配る文書にする必要がなく、検索できれば用が足りる場合は、議事録の工程はまるごと不要です。

分あたりの単価はどのくらいが相場ですか

2026年8月時点で、文字起こしのみのサブスクは分あたり¥0.8前後です。議事録まで含むと¥1.6前後になります。無料枠は月60〜300分が相場で、これを超えるかどうかが有料に移る分かれ目です。

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