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議事録の書き方

会議のアジェンダは、議事録の骨組みを先に書くこと

アジェンダと議事録を別の書類だと思うから、両方が面倒になります。会議前の5分で書ける1枚の型と、それがそのまま議事録になる流れをまとめました。

アジェンダを書きましょう、という話は聞き飽きていると思います。それでも書かれないのは、面倒だからです。会議の準備に時間を使える人は多くありません。

なので、この記事の提案はひとつだけです。アジェンダは、議事録の骨組みを先に書くことだと考える。そうすると、会議前の5分で書けて、しかも会議後の議事録が半分できあがっています。

議題を書く決める形を決める会議で埋める議事録になる
アジェンダがそのまま議事録の骨になる。

型はこれだけ

◯◯打ち合わせ
日時:◯/◯ ◯:00-◯:45 / 参加:◯◯、◯◯

1. 単価の改定           → 決める(据え置きか、改定か)
2. 4月納品の可否        → 決める(無理なら代替案まで)
3. 次期の体制           → 共有だけ(決めない)

※持ち帰り・宿題は最後の5分で確認

要点は、議題の右にゴールを書くことです。「決める」のか「共有だけ」なのか。決めるなら、何が決まったら終わりなのか。

これがあるだけで、会議の空転がかなり減ります。「次期の体制」を延々議論して、決めるべきだった納期が時間切れ——という事故は、ゴールが書いていない議題から起きるからです。

「決めない議題」を明示する

上の型で意外と効くのが、3番の「共有だけ(決めない)」です。会議が荒れる原因のひとつは、共有のつもりの議題で誰かが結論を出そうとすることです。逆に、決めるべき議題が「聞いて終わり」になることもある。議題ごとに、今日はどこまでかを先に宣言しておくと、この2つのすれ違いが消えます。

アジェンダがそのまま議事録になる

会議が終わったら、さっきの型に書き込みます。

1. 単価の改定           → 決定:据え置き。半年後に再協議
2. 4月納品の可否        → 持ち帰り:弊社確認、◯/◯までに回答
3. 次期の体制           → 共有済み

宿題:
- [弊社] 4月納品の可否を確認(〜◯/◯)
- [先方] 稟議の起案(〜◯/◯)

議題の並びが見出しに、ゴール欄が決定事項になりました。これで議事録の骨は完成です。あとは経緯を足したい議題にだけ2〜3行足す。

アジェンダと議事録を別々の書類として作っている場合、この統合だけで作業が半分になります。議事録側の型の詳細はテンプレート8種に置いてあります。

書く時間がない、への答え

「アジェンダを書く5分がない」場合、実際に無いのは時間ではなく議題の整理のほうです。そういうときは、議題を3つに絞ることから始めてください。45分の会議で決められるのは、経験上3つまでです。4つ目以降は次回に送るか、メールで済ませる。アジェンダの最大の効能は、実は進行ではなく「この会議で扱わないことを決める」ことにあります。

録音と組み合わせる場合

アジェンダで進行し、記録は録音に任せる——という分業にすると、会議中にメモを取る必要がほぼ無くなります。書くのは決定と宿題だけ。この分業の考え方は議事録が苦手なのは、聞きながら書こうとしているからに書きました。

対面の会議でRecoryを使う場合、会議の種類でひな形を選ぶと「決定・未決・宿題」の形で議事録が出るので、上で書いたアジェンダのゴール欄と同じ構造で返ってきます。アジェンダで3つに絞り、録音を止めたら3つの結論が並んでいる、という形が実務ではいちばん楽です。ただしこれは対面の会議の話です。Web会議中心の方は、会議ツール側の記録機能のほうが素直です。


定例会議の回し方は営業会議の議事録に、議事録側の型はテンプレート8種にまとめてあります。

よくある質問

アジェンダとは何ですか

会議の進行表です。何を、どの順で、どこまで決めるかを事前に配るもので、議題の一覧に「その議題のゴール」を添えたものだと考えると書きやすくなります。レジュメ(内容の要約)とは役割が違います。

アジェンダはどのくらい前に共有すべきですか

前日までが理想ですが、当日の朝でも無いよりずっと良いです。大事なのは早さより「議題ごとのゴールが書いてあるか」で、開始5分前の共有でも、全員が同じゴールを見て話し始められます。

アジェンダと議事録は別々に作るものですか

骨組みは同じで構いません。アジェンダの議題がそのまま議事録の見出しになり、各議題のゴール欄に「決まったこと」を書き込めば議事録の下書きになります。別の書類として一から作り直すのは二度手間です。

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